麻雀は、戦略と運のバランスが求められる奥深いゲームです。
初心者の方は、「ルールが難しそう」「点数計算が複雑でわからない」と感じることが多いかもしれません。
しかし、基本的なルールや戦術を押さえれば、誰でも楽しくプレイできるようになります。
本記事では、麻雀の基本ルールから点数計算、初心者でもすぐに使える戦術、オンライン麻雀の楽しみ方までを詳しく解説します。
これから麻雀を始めたい方や、もっと上達したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
- 麻雀の基本ルールと遊び方
- 点数計算の仕組みと簡単な覚え方
- 初心者向けの戦術と勝つためのコツ
- オンライン麻雀を楽しむ方法
それでは、麻雀の基本から順番に解説していきます!
麻雀の基本ルールをわかりやすく解説

麻雀は4人で遊ぶテーブルゲームで、中国発祥の伝統的なルールをもとに日本独自のルールが発展してきました。
プレイヤーは「役」を作り、最終的に高い点数を獲得することを目指します。しかし、初心者の方にとっては、ルールが複雑に感じられるかもしれません。
そこで、まずは 「麻雀の目的」「使用する牌の種類」「ゲームの進行」 の3つの基本ポイントを解説します。
麻雀の目的とは?
麻雀の目的は決められた牌(パイ)の組み合わせを作り、「アガリ」を宣言して点数を得ることです。最終的に、もっとも多くの点数を稼いだプレイヤーが勝者となります。
アガリの形は基本的に 「4つの面子(メンツ)+1つの雀頭(ジャントウ)」 で構成されます。
- 面子(メンツ) :3枚1組のセット(順子または刻子)
- 順子(シュンツ) :同じ種類の数牌を連続した3つ並べたもの(例:②③④の筒子)
- 刻子(コーツ) :同じ種類の牌を3枚そろえたもの(例:🀇🀇🀇の萬子)
- 雀頭(ジャントウ) :同じ牌2枚1組のセット(例:🀀🀀の東風牌)
この組み合わせを作りながら、役を成立させてアガリを目指します。
使用する牌の種類
麻雀では 136枚の牌 を使います。牌は大きく3つの種類に分けられます。
- 数牌(シューパイ) :萬子(ワンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソウズ)の3種類。1~9の数字がある。
- 字牌(ツーパイ) :東・南・西・北の「風牌」と、白・發・中の「三元牌」。
- 赤ドラ牌 :一部の麻雀ルールでは、特別な「赤5」の牌(赤五萬・赤五筒・赤五索)があり、ドラとして扱われる。
ゲームの進行
麻雀の基本的な流れは、以下のようになります。
- 配牌(ハイパイ) :各プレイヤーが13枚の牌を配られる
- ツモ(自分の順番で1枚引く) → 打牌(不要な牌を1枚捨てる)
- 他のプレイヤーが捨てた牌を鳴く(ポン・チー・カン)
- 役が完成すればアガリ(ロンまたはツモ)を宣言
このサイクルを繰り返しながら、点数を競っていきます。
麻雀の点数計算の仕組みを簡単解説!

麻雀の点数計算は複雑に思われがちですが、基本を押さえればすぐに理解できます。
点数計算の基本は 「翻数(ハンスウ)」と「符(フ)」 の2つで決まります。
ここでは、点数計算の流れをわかりやすく解説します。
点数計算の基本(翻数と符とは?)
麻雀の得点は 「役の翻数」+「符の合計」 で決まります。
- 翻数(ハンスウ) :役ごとに決まったポイント。翻数が増えると得点が大きく上がる。
- 符(フ) :アガリの形や待ちの種類によって決まるポイント。基本的には20符から計算。
例えば、「立直(リーチ)」は1翻、「混一色(ホンイツ)」は2翻など、役によって翻数が決まっています。
符計算の簡単な覚え方
符計算は初心者にとって難しく感じる部分ですが、以下の基本ルールを覚えるだけでスムーズに計算できます。
- 基本の符は 20符(アガリの最低符)
- 面子(メンツ)の種類で加算
- 順子(シュンツ) → 0符(加算なし)
- 刻子(コーツ) → 2符(中張牌)/4符(幺九牌)
- 槓子(カンツ) → 8符(中張牌)/16符(幺九牌)
- 雀頭(ジャントウ) が 役牌(場風牌・三元牌) なら2符追加
- ロンアガリ(他人の捨て牌でアガリ) は10符追加
たとえば、「東風戦で東場にいるときに、東を雀頭にすると+2符」など、場の状況によって符が変わることもあります。
よくある役の点数早見表
初心者がすぐに使える点数計算の目安として、よくある役の得点をまとめました。
役名 | 翻数 | 符 | 点数(親ツモ時) | 点数(子ツモ時) | 点数(ロン時) |
---|---|---|---|---|---|
立直(リーチ) | 1翻 | 30符 | 1000点 | 500点 | 1000点 |
七対子(チートイツ) | 2翻 | 25符 | 1600点 | 800点 | 1600点 |
三色同順(サンショクドウジュン) | 2翻 | 40符 | 2000点 | 1000点 | 2000点 |
混一色(ホンイツ) | 2翻 | 40符 | 2000点 | 1000点 | 2000点 |
清一色(チンイツ) | 6翻 | 30符 | 12000点 | 6000点 | 12000点 |
麻雀における初心者でもすぐに使える戦術・コツ

麻雀は運だけでなく、戦略が重要なゲームです。
特に初心者のうちは「どの牌を切るべきかわからない」「リーチするタイミングが難しい」と感じることが多いでしょう。
ここでは、初心者でもすぐに使える 「序盤・中盤・終盤の立ち回り」「攻めと守りのバランス」「初心者がやりがちなミス」 について解説します。
序盤・中盤・終盤の立ち回り方
序盤(1~6巡目)
序盤は手牌を整える段階です。
まずは 不要な字牌や孤立した牌を早めに切ること を意識しましょう。
役を狙う場合は、 「どの役が狙えそうか?」 を考えながら打つのがコツです。
たとえば、筒子(ピンズ)が多いなら清一色(チンイツ)、対子(トイツ)が多いなら七対子(チートイツ)を狙うといった戦略が有効です。
中盤(7~12巡目)
中盤になると、他のプレイヤーの捨て牌を意識する必要があります。
特に、 リーチをかけたプレイヤーがいたら要注意 です。
安全牌(他のプレイヤーがすでに何枚も切っている牌)を使って振り込みを回避しましょう。
また、 リーチをするかどうかの判断も重要 です。
- 1翻(役なし)でリーチすると、満貫に届かないケースもある
- 待ちの枚数が少ない場合、リーチせずに様子を見るのもあり
このように、自分の手牌と状況を考えながら進めることが大切です。
終盤(13巡目以降)
終盤は、 無理にアガリを狙うよりも守りを意識する のがポイントです。
振り込んでしまうと大きな失点につながるため、 他家のリーチや捨て牌を確認し、安全な牌を選んで打つ ことが重要になります。
特に、 相手が「ラス親(最後の親番)」の場合、大きく点数を稼ぎにくる ため、より慎重にプレイする必要があります。
「守り」と「攻め」のバランスを取るコツ
初心者のうちは 攻めすぎて振り込む or 守りすぎてテンパイできない というケースがよくあります。
そこで、以下のポイントを意識すると、攻守のバランスが取りやすくなります。
- 序盤は攻める(手を広げる)
→ 役を作りやすくするため、さまざまな形を模索する - 中盤は様子を見る(相手の捨て牌を意識)
→ 他家のリーチが来たら守備重視に切り替える - 終盤は守る(安牌を使う)
→ 無理な攻めを控え、振り込まないことを最優先にする
たとえば、 ドラを持っているときでも、手が悪ければ無理に使おうとせず降りる という判断も大切です。
初心者がやりがちなミスと対策
初心者のうちによくあるミスをいくつか紹介し、その対策を説明します。
ミス①:ドラを無理に使おうとして手が遅れる
→ 対策:ドラを意識しすぎず、役作りを優先する
ミス②:テンパイしたらすぐリーチをかける
→ 対策:待ちの枚数を考えて、リーチするか判断する
ミス③:相手の捨て牌を見ずに危険牌を切る
→ 対策:他家のリーチ後は安全牌を優先して捨てる
このように、基本的な戦術を身につけるだけで、勝率を上げることができます。
オンラインで麻雀を楽しむ方法

最近では、スマホやPCで気軽に麻雀をプレイできるオンライン麻雀が人気です。
特に、初心者でもルールを学びながら遊べるアプリや、全国のプレイヤーと対戦できるサービスが増えています。
ここでは 「初心者向けのおすすめ麻雀アプリ」「オンライン麻雀のメリット・デメリット」「初心者でも勝てる練習方法」 を解説します。
初心者向けのおすすめ麻雀アプリ
オンライン麻雀アプリには、初心者でも楽しめるものが多くあります。
代表的なアプリを3つ紹介します。
1. 天鳳(てんほう)
- 本格的な麻雀をオンライン対戦で楽しめる
- レベルごとに分かれた対戦ルームがある
- 無料で遊べるが、一部有料サービスもあり
2. MJモバイル
- セガが運営する麻雀アプリで、演出が豪華
- AIによる牌効率アドバイス機能があり、初心者にも優しい
- 全国のプレイヤーとリアルタイム対戦が可能
3. 雀魂(じゃんたま)
- 可愛いキャラクターが特徴的な麻雀アプリ
- 初心者向けの解説機能が充実
- 無料で遊べるが、課金要素もあり
オンライン麻雀のメリット・デメリット
オンライン麻雀には、リアルの対局にはないメリットもあれば、注意すべきデメリットもあります。
メリット | デメリット |
---|---|
1人でも気軽に遊べる 点数計算が自動で行われるので、初心者でも安心 全国のプレイヤーと対戦でき、実力を試せる | 牌の手触りやリアルな駆け引きがない 通信環境によってはラグが発生することがある 一部のアプリでは課金要素が多い |
初心者でも勝てるようになる練習方法
オンライン麻雀をプレイする際、初心者が上達するためのポイントを3つ紹介します。
1. CPU戦で基本の動きを練習する
まずは、CPU戦で「役の作り方」や「点数計算の流れ」を学ぶのがおすすめです。
焦らずじっくり考えながらプレイできるため、初心者には最適な練習方法です。
2. 牌効率を意識する
オンライン麻雀では、スピードが重要になる場面も多いため、牌効率を意識して打つことが大切です。
「孤立した牌を早めに処理する」「面子を効率よく作る」ことを意識するだけで、手作りがスムーズになります。
3. 上級者の対局を観戦する
オンライン麻雀では、上級者の対局を観戦できる機能があるアプリも多いです。
強いプレイヤーの打ち方を観察することで、「なぜこのタイミングでリーチしたのか?」「どうしてこの牌を切ったのか?」などを学ぶことができます。
FAQ(よくある質問)

以下、麻雀に関するよくある質問をまとめています。
Q1. 麻雀のルールが難しく感じるのですが、初心者でも覚えられますか?
A. はい、麻雀は最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的なルールを押さえればすぐに楽しめるようになります。
まずは「役を作ること」「ツモとロンの違い」「リーチの仕組み」など、シンプルなルールから学ぶのがおすすめです。
Q2. 点数計算が覚えられません。簡単に計算する方法はありますか?
A. 点数計算は符と翻数の組み合わせで決まりますが、最初は「役ごとの点数の目安」を覚えておくと便利です。
また、オンライン麻雀では自動計算されるため、プレイしながら徐々に点数の感覚を掴んでいくのが良いでしょう。
Q3. 初心者におすすめの戦術はありますか?
A. はい、初心者は 「手を広げすぎない」「安全牌を意識する」「無理にドラを使おうとしない」 ことを意識すると勝率が上がります。
また、相手の捨て牌を見ながら、危険な牌を切らないようにすることも重要です。
Q4. オンライン麻雀とリアル麻雀の違いは?
A. オンライン麻雀では点数計算が自動で行われ、初心者でもスムーズにプレイできます。
一方で、リアル麻雀は実際の牌を扱うため、より臨場感のある駆け引きを楽しめます。
どちらもそれぞれの魅力があるため、自分に合ったスタイルで楽しみましょう!
Q5. 麻雀が強くなるためのコツはありますか?
A. 麻雀が強くなるためには、以下の3つのポイントを意識すると良いでしょう。
- 牌効率を意識する(孤立した牌を早めに処理する)
- 守備力を上げる(相手の捨て牌を見ながら安全に打つ)
- 経験を積む(オンライン麻雀やリアル対局で実践を重ねる)
まとめ:麻雀を楽しみながら上達しよう

麻雀は覚えることが多いゲームですが、基本を押さえれば誰でも楽しめるようになります。
初心者のうちは 「役を作ること」「点数計算を理解すること」「戦術を学ぶこと」 を意識すると、スムーズに上達できます。
特に、点数計算は最初は難しく感じるかもしれませんが、何度もプレイすることで自然と身についていきます。
また、オンライン麻雀を活用すれば、1人でも練習でき、全国のプレイヤーと対戦しながらスキルを磨くことができます。
最初はミスをすることもあるかもしれませんが、「失敗を経験しながら学ぶ」 ことが上達の近道です。
まずは、気軽に麻雀を楽しみながら、自分なりの戦術を見つけていきましょう!